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【長崎平和さるく】 長崎原爆爆心地の周辺を歩く ~如己愛人(にょこあいじん)の精神~


タイトルの長崎平和さるく“さるく”とは街をぶらぶら歩くという意味の長崎弁です。


前回の城山小学校と爆心地周辺を歩いたときの記事はこちらから、

平和公園と山里小学校を歩いたときの記事はこちらからどうぞ!




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「如己愛人(にょこあいじん)」


あなたは永井隆(ながいたかし)博士を知っていますか?

私は長崎県民でありながら、まったく知りませんでした...



永井隆記念館に入るとまず永井隆博士の写真が飾られていました。

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受付で入館料(大人100円、子供は無料)を払いました。

受付のおばちゃんにまずは永井博士についてのビデオを観賞するように薦められました。

5分程度のビデオ作品が4タイトル上映されます。


1908年、永井博士は島根県松江市に生まれます。

1932年、長崎医科大学を卒業する直前、急性中耳炎にかかり耳が聞こえにくなる障害が残った為、聴診器を使用する内科医専攻をあきらめて放射線医学を専攻します。

永井博士は当時不治の病であった結核の予防と治療の為に一日に何百人分ものレントゲンをとります。

戦時中はレントゲンに従事する医療者が放射能をあびることを防止する設備や環境が十分ではありませんでした。

しかしその危険を承知でレントゲン診察を続けました。

1934年、戦地から帰還したあと、洗礼をうけます。そして結婚。

1945年6月、その後もレントゲン診察で放射能を浴び続けた為、ついに“慢性骨髄性白血病、余命3年の命”と告げらます。

1945年8月9日午後11時2分原子爆弾が落とされ被爆します。

このとき、こめかみの血管を切るという大怪我をしますが“如己愛人(によこあいじん)の精神”でその後3日間、救護活動に従事します。


“如己愛人”とは聖書の一説で、

「自分を愛するように、まわりの人を愛しなさい」


という意味なんだそうです。

また、この救護活動の際、家族の消息もたずねず、何度も意識を失いながらけが人の手当にあたったそうです。

1945年8月11日、自宅の焼け跡の中から妻の亡骸とそのそばにあった妻のロザリオを見つけます。

その後子供達の疎開先で約2ヶ月間、被爆した人々の診療を行います。

1946年、病状が悪化し寝たきりになります。

1948年、なかま達から贈られた2畳一間の小さな家を“如己堂(にょこどう)”と名づけ、そこで、寝たきりの状態であっても

「腕や指はまだ動く。書くことができるではないか」

と平和への強い願いを込めて執筆活動を開始します。

1951年5月、17冊もの著書をかきあげ、43歳で永眠されました。



記念館のなかには永井博士の写真や数々の遺品、著書、永井博士の言葉を綴ったパネルなどが展示してありました。

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こちらは自宅の焼け跡から見つけた妻のロザリオです。

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著書「長崎の鐘」は外国語に翻訳され、今でも世界の国々で読まれているそうです。

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これまで原爆映画や原爆資料館などから得た知識から(私の小学生時代には毎年学校で原爆映画を見せられていました)、原爆の威力や怖さについて認識していました。

今回爆心地周辺を歩いてみたことで、原爆の威力がどれほどだったのかを実感することができ、さらに強烈に原爆の怖さを感じることができました。


そしてなにより永井隆博士の生き様に深く感銘を受けました。


この気持ちをいつまでも持ち続けることができるように努めたいと思います。






城山小学校と爆心地周辺を歩いた記事はこちらから、

平和公園と山里小学校を歩いた記事はこちらからどうぞ!


おわり



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